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ひとりでご飯たべるとき、どこ見てたらいいのかわかんな~い。 - 2017.02.24 Fri
数多くのB級グルメの中で、ひときわ輝きを放つジャンルがある。
B級グルメだって?所詮、サービスエリアで休憩がてらに食べる庶民の飯ではないか、と意識の高い人々は反駁する。俺はスターバックスのチョコレート・プレッツェル・モカを、ミディアムでオーダーするのが常なのだ。串カツだかなんだか知らんが、B級はB級、せいぜい芸能人格付けチェックの誤った方として紹介されるのがいいところじゃあないか?
違うな、間違っているぞ。
少しでも食の流行にアンテナを張っている者ならば、昨今のB級グルメの勢いについて知らないはずはない。
食とは流行そのものである。流行が食を美味しくもすれば、時に貶めもする。考えてみれば、スターバックスのなんたらコーヒーも、2000年代後半から続く長い流行の結果として、店のミーハーほいほいな内装と印象付けによって、極限まで高められた味ではないのか。確かにスターバックスのコーヒーは美味しい。しかし、同程度に美味しいコーヒーを淹れてくれる店はいくらでもある。私としてはタリーズ・コーヒーを推したいところだが、残念ながら知名度は高くない。
何故かコーヒーの話に逸れてしまったが、これも意識高い系の人々のせいである。
その輝きを放つ原石のようなジャンルとは!!!
ラーメン、である。
実は日本のラーメンは世界的に高い評価を受けている。
私が知り合いの外国人に、「日本といえば、何を思い浮かべる?」と訊ね回ったところ、
「神社・お寺」 310票
「行政特区日本」 102票
「らーめん」 3票
と、まあこのような多数の票を集めることに成功した。
いかに、日本のラーメンが高い評価を受けているか、これでおわかりだと思う。
このような流行的現実の前に、ついに重い腰をあげた一人のアイドルがそこに居た。
PCの前に座っていた。

あらぱぴるは思った。
あらぱぴる : これは苦しく、長い旅になる・・・。
あらぱぴる : だけどその先にラーメンがあるというのなら。あの光沢を湛えたスープの海原を泳ぐ、艶やかな肌を持つ龍のような麺をすすった時に広がる、口腔の中の幸福を、もう一度味わえるのなら。
あらぱぴる : 今こそ私は!!!
あらぱぴるが、その旅立ちの際に、ここまで決意を固めなくてはならなかったのには、2つの大きな理由があった。
1つは、その場所が新宿にあったからである。
「えびそば一幻」
あらぱぴるは、えびとラーメンという文字の奇特な組み合わせに心惹かれていたのである。
あらぱぴる : ああ・・・、えびが食べたい・・・ラーメンが食べたい・・・。だったら、えびラーメンを食べればいいじゃないっ!!
これが、あらぱぴるの決意を後押しした。
ところが、店の場所を調べているうち、それが新宿にあることがわかると、あらぱぴるは途端に怖じはじめた。
あらぱぴる : 新宿・・・怖い・・・。
実はこのあらぱぴる、最近都会に引っ越してはきたものの、もともとは田舎に住んでいた。子ども時代の遊びといえば、麦わら帽子を被って、原っぱの中を駈けずりまわり、ちょうちょを捕まえることぐらいなものであった。
そんな彼女にとって新宿とは、ヤンキー同士が喧嘩しあって、互いに友情を芽生えさせるようなおもしろ展開が日々繰り広げられている場所であったのだ。
もう1つの悩みがあった。
あらぱぴるは、いくら自称アイドルとはいえ、ネット上のアイドルに過ぎない。リアルの顔面はコワモテなのである。
あらぱぴる : もしヤンキーに絡まれたらどうしよう・・・。
こうした悩みを押し切っての出立であった。
時刻は昼を過ぎた13時ごろ、あらぱぴるは家の玄関を出た。
彼女の肌は、春の近さを感じて俄に喜んだ。
やさしい風が吹いていた。
○ あらぱぴるの持ち物は以下の通り。
・ 新宿までの交通費 (およそ2000円)
・ ラーメンを食べるためのお金 (およそ1000円)
・ ヤンキーに絡まれた時のための、amazonで買ったメリケンサック (およそ3000円)
・ ヤンキーを殴り倒してしまった時のための、絆創膏 (一枚およそ100円)
・ ほんの一握りの勇気 (プライスレス)
次回予告!!!
不安を押し殺して新宿にきたあらぱぴる!!!!
そこに待っていたものとは!?
果たして彼女は、無事ラーメンにありつくことはできるのか!!!
B級グルメだって?所詮、サービスエリアで休憩がてらに食べる庶民の飯ではないか、と意識の高い人々は反駁する。俺はスターバックスのチョコレート・プレッツェル・モカを、ミディアムでオーダーするのが常なのだ。串カツだかなんだか知らんが、B級はB級、せいぜい芸能人格付けチェックの誤った方として紹介されるのがいいところじゃあないか?
違うな、間違っているぞ。
少しでも食の流行にアンテナを張っている者ならば、昨今のB級グルメの勢いについて知らないはずはない。
食とは流行そのものである。流行が食を美味しくもすれば、時に貶めもする。考えてみれば、スターバックスのなんたらコーヒーも、2000年代後半から続く長い流行の結果として、店のミーハーほいほいな内装と印象付けによって、極限まで高められた味ではないのか。確かにスターバックスのコーヒーは美味しい。しかし、同程度に美味しいコーヒーを淹れてくれる店はいくらでもある。私としてはタリーズ・コーヒーを推したいところだが、残念ながら知名度は高くない。
何故かコーヒーの話に逸れてしまったが、これも意識高い系の人々のせいである。
その輝きを放つ原石のようなジャンルとは!!!
ラーメン、である。
実は日本のラーメンは世界的に高い評価を受けている。
私が知り合いの外国人に、「日本といえば、何を思い浮かべる?」と訊ね回ったところ、
「神社・お寺」 310票
「行政特区日本」 102票
「らーめん」 3票
と、まあこのような多数の票を集めることに成功した。
いかに、日本のラーメンが高い評価を受けているか、これでおわかりだと思う。
このような流行的現実の前に、ついに重い腰をあげた一人のアイドルがそこに居た。
PCの前に座っていた。

あらぱぴるは思った。
あらぱぴる : これは苦しく、長い旅になる・・・。
あらぱぴる : だけどその先にラーメンがあるというのなら。あの光沢を湛えたスープの海原を泳ぐ、艶やかな肌を持つ龍のような麺をすすった時に広がる、口腔の中の幸福を、もう一度味わえるのなら。
あらぱぴる : 今こそ私は!!!
あらぱぴるが、その旅立ちの際に、ここまで決意を固めなくてはならなかったのには、2つの大きな理由があった。
1つは、その場所が新宿にあったからである。
「えびそば一幻」
あらぱぴるは、えびとラーメンという文字の奇特な組み合わせに心惹かれていたのである。
あらぱぴる : ああ・・・、えびが食べたい・・・ラーメンが食べたい・・・。だったら、えびラーメンを食べればいいじゃないっ!!
これが、あらぱぴるの決意を後押しした。
ところが、店の場所を調べているうち、それが新宿にあることがわかると、あらぱぴるは途端に怖じはじめた。
あらぱぴる : 新宿・・・怖い・・・。
実はこのあらぱぴる、最近都会に引っ越してはきたものの、もともとは田舎に住んでいた。子ども時代の遊びといえば、麦わら帽子を被って、原っぱの中を駈けずりまわり、ちょうちょを捕まえることぐらいなものであった。
そんな彼女にとって新宿とは、ヤンキー同士が喧嘩しあって、互いに友情を芽生えさせるようなおもしろ展開が日々繰り広げられている場所であったのだ。
もう1つの悩みがあった。
あらぱぴるは、いくら自称アイドルとはいえ、ネット上のアイドルに過ぎない。リアルの顔面はコワモテなのである。
あらぱぴる : もしヤンキーに絡まれたらどうしよう・・・。
こうした悩みを押し切っての出立であった。
時刻は昼を過ぎた13時ごろ、あらぱぴるは家の玄関を出た。
彼女の肌は、春の近さを感じて俄に喜んだ。
やさしい風が吹いていた。
○ あらぱぴるの持ち物は以下の通り。
・ 新宿までの交通費 (およそ2000円)
・ ラーメンを食べるためのお金 (およそ1000円)
・ ヤンキーに絡まれた時のための、amazonで買ったメリケンサック (およそ3000円)
・ ヤンキーを殴り倒してしまった時のための、絆創膏 (一枚およそ100円)
・ ほんの一握りの勇気 (プライスレス)
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不安を押し殺して新宿にきたあらぱぴる!!!!
そこに待っていたものとは!?
果たして彼女は、無事ラーメンにありつくことはできるのか!!!
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